自分の経験を通しての各科まとめ④精神科編

看護の事

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こんばんわゴリラです

はい、需要があるのかどうかもわかりませんが、今回は精神科編でございます

これで今のところ僕が経験してきた科は全部になりますが、いったんはこれで終了になります。

前にもしかして書いたかもしれませんが、僕が今働いている病棟は急性期病棟になります。他には認知症の方で入院が長くなっている方の病棟と、精神科の方の長くなった方のための慢性期的な病棟が2つありますね。

急性期ですので、一応入院などの新規の方はうちの病棟でほぼ入院はとる事になります

おおよその患者層としては統合失調症の方が6~7割程度。双極性感情障害の方1割~2割、認知症の方が1~2割、その他パーソナリティ障害の方など少数程度になります

それでは

よかったと感じたところ

業務にゆとりがある

基本的には点滴や侵襲的な処置を行うことも少なく、ADL自体は自立している方が多いので、ケア的な事に時間をとられることは少ないです。そのため、時間に追われて、やらなければいけないことだけで右往左往するということは少なく、患者さんに使う時間も多く取れたりできて、しっかりと患者さんのニーズに対応することができたりします

残業が少ない

これも業務にゆとりがある所為ではあるのですが、病棟会などの会議や委員会の仕事なども結構業務内で行わせてもらたえたりするので、残業時間というのが、他の病棟にいた時より格段に少ないです。病棟にもよるんでしょうが、僕が経験してきた一般の病棟では7時に終われたら、今日はまだ早く帰れたなと思っていたのが、今は6時になったわ遅くなったわと感じるくらいです

患者さんの言動がおもしろい

疾患での妄想などで患者さん本人は苦しんでいることもあるので、面白いといっては失礼かもしれませんが、結構突拍子もないことを言われたりして、ある意味発想力というのかそういうことに関心することがあります。突然、お世話になったから、五木ひろしの歌詞カードをあげるとかなんでそうなるんだと思うようなことは多々あり、面白く感じるところでもあいます

嫌だと感じたところ

よくなっているといった数字的な指標がないのでわかりにくい

採血などの検査値や映像などの目に見える形での成果が出にくいので、よくなっているのかの実感がわきにくいです。妄想などが減っているなぁと感じていても、退院するためにうまくカモフラージュしているだけであったりとかもありますし(カモフラージュできているだけでも良くなっていることもあるんですけど)なかなか患者さん自体も実感がわかずにもやもやしている事もあるのでその辺は判断が難しいです

医療的な処置が少ない

業務が少ないということはメリットに感じるところでもあるのですが、やはり医療的な行為が少ないということは看護師としての経験値としてはやはりデメリットにもなるかとは思います。勉強自体は自分でしようとすればできるとは思いますし、外の研修などに行くなどで補える部分もあるかもしれませんが、やはり日々の業務でそういう機会が少ないというのは経験値不足を招きかねないかとは思います。看護師として業務をしていく中で、やはり精神科だけでやってきた方というのは採血や点滴ルートをとるなどといった行為も比較的苦手にしている方が多い印象ですし、他の処置や検査にも触れる機会がほとんどないので、不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。ずっと精神科でやっていくんだという方なら、それでいいとも思いますが、世間一般の方からみられる看護師像としてもちょっと特殊だとは思います

他の科の看護師に下にみられる。

上の事にもつながるのですが、転職をしたり、異動になったときとかでも、正直僕も一般化にいたときは精神科からくると聞くと、大丈夫かなと思ってしまっていた場合があります。経験年数が長い方でも、処置などになれていなかったり、多重業務などをこなせないんじゃないかとみられてしまう事も多く、経験年数を積んでいるだけに、新人とは違うプレッシャーにも合いますし、やりにくさを感じるところになるんじゃないかと思います

患者さんに理不尽な理由な恨まれたり嫌われる。暴力行為に合う危険も高い

幻聴や自分の妄想で、看護師から冷たくあしらわれてるや悪口を言っている、あいつは実は偽物だとか、毒を入れているなど思われ、いわれのない理由で嫌われていたり、下手すりゃ恨まれてしまう事もあります。あと、不安や恐怖からパニックに落ち入り混乱した状態に陥ると、近づいてきた看護師に対して殴りかかってきたり、首を絞めたりということがありますし、実際に僕も経験しています。女性の若い看護師さんなどはそれがショックで退職してしまったといった例も聞きますし、一般化にいる時よりもそういうリスクは高いのかなと思います。

あとは鬱の患者などのネガティブ思考に引っ張れて、なかなか解決の糸口がみいだせず、看護師さんも鬱の方へ引っ張られるといった事も聞いたりします。思い入れの強い看護師さんほどそういう傾向があるような気もするので注意ですかね。

まとめ

文章にあげると、ネガティブな意見が多くなってしまった印象ですが、数値として出にくい分、看護師の観察力が試されたりやりがいも感じるところではあるのかなとは思います。暴力性が高い事もあるので女性看護師さんは怖いと感じる事もあるかもしれませんが、あくまで稀なことではあるとは思います。業務量が少ない事は、結婚後や育児中の看護師さんなどでも比較的働きやすい部分じゃないのかなとは思っています。若干、精神科ばかりでとなると、他の科にいったりなどので潰しが聞きにくくなるということは感じるかもしれませんが、長く続けるという点では精神科というところは自分は今のところ気に入ってはいるところです

どうでしょうか。異動や転職などの参考になれば幸いです。

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