自分の経験を通しての各科のまとめ②ICU・CCU編

看護の事

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どうもゴリラです

前回の続きになりますが、今回はICU・CCU編でございます

僕がいたICU・CCUなんですが、前回と被る部分はあるのですが、心臓外科のOpe直後・循環器内科の心筋梗塞直後や心不全の重症化した厳密な輸液管理やバランスコントロール・呼吸管理が必要な、その他脳外や消化器外科、小児外科の術後当日での呼吸器管理や術後管理が必要な患者さんがメインでした

あとは各病棟で急変し、蘇生処置が必要な方も運ばれてきたりもしていました

そこで感じたこと書いていきます。

よかったと感じたところ 

じっくりと患者さんがみれる

大体どこも同じと思うのですが、僕が勤めていたICUは基本的に2:1看護をとっていました。そのため夜勤帯はもちろん、日勤帯でも一人の受け持ち人数は2人までです。前後のOpe件数によっては一人なんていうこともざらです。急変し、蘇生処置が必要な方はとりあえず、蘇生するにあたり次々と処置を行っていくため、余裕はないのですが、Ope後から数日の間に身体管理を行う方には、もちろん点滴や各種ルート類が多数ついている状況ですが、一人一人をじっくりと見ることができますし、それこ清拭などの清潔のケアなども結構念入りに行うことも可能で、もちろん医師の治療もあわさっての事ではありますが、呼吸ケアなど看護の成果がしっかりと感じることができることは魅力じゃないでしょうか

医師がつねに常駐しており、聞きたいことが聞きやすい

一般病棟ではその日の病棟担当の医師がいる病棟もあるにはありましたが、外来や処置、検査などで病棟にいないことも多く、よっぽど急ぎの用事でない限り、わざわざ呼び出して連絡を取るということも難しいことも多いですし、各患者さんすべての治療方針を共有していることも少ないです。そこがICUならどの科も一人は常駐しており、ある程度治療方針も毎朝カンファレンスされており情報が共有されており、安心感がありますし、医師はやはりいろんな知識をもっており、聞きやすい医師ならその場にいる患者さんの事はもちろん、他の事で疑問に思ったことなど聞いたら教えてくれることも多かったです。結構みんな意外と教えたがりの人も多いため、聞いたら向上心があると思われて印象もよくなりますし、快く教えていただけますよ(笑)

看護師さんの意識が高い

場所柄なのか、専門看護師さんや認定看護師さんも配属されていることも多く、相対的に看護師さんの向上心というか、探求心の高い方が多い印象。学会などの参加や研究発表などを意欲的にこなされており、まわりもそれに触発されて、参加率などは一般病棟よりもかなり高かったと思います。僕も学会の楽しさはICUにきてから知った口です。後は呼吸療法士などの資格へ挑む方も伝統なのか毎年のように受け継がれている印象でした

いろんな処置の経験ができる

挿管やCV挿入やAラインの管理、PCPS、CHDF導入へのルートの確保から、スワンガンツカテーテルの管理、輸血や血漿交換、緊急での開胸での止血処置などおそらく一般科ではなかなか行うことはないであろう処置を経験できます。正直あたりたく処置もありますが、色々経験できるということは、自信や度胸がついたりします。

特殊な機械管理を覚えられる

処置のところと被るところもありますが、PCPSからIABP、一時的なペースメーカー、CHDFなどのこれも一般病棟ではみることもない機械をたくさんみれます。また医師とともにMEさんなどの機械のプロフェッショナルさん達も来てくれるため、これまた色々な目線からの話を伺える機会になりました

嫌だったところ 

やや人間関係の難しさがある

せまい空間で仕事をすることや、他の看護師さんの動向もよく見えることからもあったり、先ほど書きましたが意識が高い分、自分の看護にプライドをもっていたり、各人のこだわりも強い印象で、結構人間関係はギスギスとしている印象はありました。(これはもしかしたら僕の働いている病院だけかもしれませんが)

勉強会などの時間外労働も多い

これも上記のいい点で書いたところの影響もあるのですが、いろんな処置や機械の管理などがある分、やはり勉強しないといけない部分はかなり多岐にわたります。また最新の機器などの導入もあったりで、いろんな勉強会に参加しないといけないことも多く、勤務自体が早く終わっても結局時間外労働も多かったです。

急変や死に直面する機会が多い

状態が悪くなって、ICUに入ってきたり、術後すぐは不安定な方も多く、体位変換や吸引など必要あ処置で少しの負荷をかけるだけでも不整脈が起きたり、出血したりと状態が悪化、死に至ることがあり、すごくショックをうけることが一般病棟より高くなるリスクはあります。また医師がそばにおり、管理はしてくれてはいますが、看護師の数値のよみ間違いや知識不足が簡単に状態の悪化を招くこともありますので、プレッシャーが多い職場ではあります

まとめ

循環器に近いICUではあったので被るところもありますが、自分の知識不足の影響がでやすかったり、急変のリスクはより高い病棟であるため、プレッシャーや責任の高い病棟ではありました。また人間関係に悩んでいる人が多い病棟の印象はありましたが、自分のやりたいことをしっかり患者さんにしてあげたい、いろんな処置などを経験したり、知識を身に着けていきたいだと意欲の高い人には環境的にもとてもいいところではないかと思います

あくまで私の私見ではありますが、転職や今後の異動にあたっての参考になれば幸いです

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