どうもゴリラです
4月に入り、うちの病院でも新人さん達が一応中央の一括の研修をとりあえず終えて、病棟に顔をみせてくれるようになりました。
出会いがあれば別れあり、3月は優秀な上司や仲の良かったスタッフの異動などがあり、いつも寂しさを感じますが、新人さん達や、新しい方がきてくれるこの季節はそれはそれで新たな楽しみもありますね。まぁどんな事になるかわからん不安もありますが・・・
特に新人さんなどは、思いもよらない失敗や、疑問などをぶつけてくるので、面白さもありますが、びっくりすることもありますしね。自分の時もそうやったんでしょうから、文句はいえませんけどね。
僕らの時は、最初に1か月近く会議室で病院の決まり事や、業務のことなどわけのわからんまま、集合研修を受けさせられ、それが終わったら病棟に放り出され後は現場でよろしく的な感じでしたが、今は集合研修をある程度して、病棟で業務して、またリフレッシュ代わりに集合研修といった感じで、病棟での業務ばかりでリアリティショックを少しでも防げるように配慮されているようですね。
実際に業務を全然してないのに、机上で説明されてもわからんし、少し業務も実際にやってみて振り返り的な事もできて、また同期と情報交換できたりと、今の方法はだいぶよくなったと思います。
さて、それでも新人の時は覚えることがいっぱいです、業務の流れもおぼえないかんし、疾患や検査や処置など色々と課題を言われるし、感じます。ただ慣れない労働でへとへとだと思うし、帰ったら明日に備えて早く休みたいしで、なかなか勉強する時間の確保も難しいです。
それやのに病院や病棟によってはいきなり死ぬほど課題を言われることもあったり・・・今は指導方法も変わってだいぶ無理なことは減ってるとは思いますが・・・
学生の時と違って、病棟ごとである程度は科は絞られているとはいえ、その分専門的な知識が求められていくので、結局とんでもない範囲の勉強をしないといけないです。
まぁでもやみくもに手をだしても覚えれるもんでもないので、自分の時はどうだったかなと思い出すと、とりあえず、その日受け持った患者さんの疾患や検査などを一つだけでもと見直したりしていたと思います。
実際にやっていくなかで生じた疑問をつぶしていく方が、印象に残ったし、エピソード的なものと合わせて覚えていくことで、あーあの時もこんなんやったなと思い出しやすいですからね。
今はネットでなんでも大概の事は調べられるし、一個ずつでも積み重ねていくことが大事で、とりあえず点でいいので覚えていくといいと思います。
点を集めていくと、そのうちになんかの拍子に、あ、これとこれはこう繋がっているかなと線になってつながっていく日がくるので。
あと僕としては、結構逆に男だから誘いやすいというのがあったのかもしれませんが、若い先生たちが、結構毎日のように食事に連れて行ってくれたりしていたので、その時になんでこの人にこういう薬だしてるんですか?とか、この検査の意味は?とか聞けたのもありがたかったです。
結構先生たちでも好きな薬とかもあったりするし、いろんな考え方を教えてくれたりもしているので、今思えばめちゃくちゃ勉強になったなと思います。
セミナーとかも受けるとめちゃくちゃわかりやすく教えてくれていいんですが、結構高いですから、それを無料で受けれる感じでありがたい事だったと思います。
後は、なんでも疑問にもてる視点が大事です。救急カートの点検とかも仕事で言われたりすると思うのですが、漠然と物品の確認をするだけでなく、これはどうやって使うのでだろうとか。なんか心筋梗塞の人とかかって、絶対胃薬とか飲んでるけどなんでやねんとか、ビオフェルミンにはただのビオフェルミンとビオフェルミンRがあるけど、どういう違いが?とか、OD錠とかなんやねんとかって気づくと豆知識なども増えて、後輩にどや顔もできますしね(笑)
まぁ先ほども言いましたが、便利な世の中になり今やネットでほぼ情報も網羅できますから、すぐに調べられるし、毎日一個でいいので、疑問をもってそれを調べていくということをやっていくのがいいんじゃないかなと思います。僕もネットでわからんでも先生にきいたりしていたので、本とかはあまりかわなかったのですが、本が好きな人もいると思うので、僕が使ってよかったなと思った本だと
この病気がみえるシリーズとかは図での説明も多くて、説明もわかりやすく新人時代にもお世話になったし、中堅どころで勉強会をしないといけないときによく挿絵で図を使わしてもらった、おすすめの本です。
新人の皆さん、燃え尽きてつぶれないように、自分のやり方を確立していけたらいいと思います。
僕もほどほどに頑張ろう
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